グリーンスムージーのレシピはに必要なものは葉野菜と果物、そして水です。この中でもほとんど毎回のレシピに使うのが水です。今回はグリーンスムージーを美味しく健康に続けるために毎回のレシピに使う水に焦点をあててお話ししたいと思います。
グリーンスムージーに使う水は水道水で良いの?
グリーンスムージー作りのレシピは葉野菜に含まれる微弱の毒素の関係から定期的に変える必要がありますが、変わらないものが一つ。水です。グリーンスムージーのレシピのほとんどは水を加えますが、一言に水と言っても水道水やミネラルウォーターなど多くの水がありますが、どの水でも良いのでしょうか?
結論から言うとグリーンスムージーのレシピに使う水は水道水だろうがミネラルウォーターだろうがウォーターサーバーの水だろうが、味や栄養素に特に影響はありません。負担を減らすためにもご自分お手に入れやすい水を使う方が良いでしょう。ただ、家でウォーターサーバーなどを契約しているのであればウォーターサーバーの水を使った方が良いでしょう。
日本の飲み水は世界的に見てもとても安全性が高いですが、少なからず消毒のために塩素やトリハロメタンという発がん性物質が使われています。これらはいずれも摂取したからといってすぐに癌になったり必ず発ガン癌するようなものでははありません。しかし、グリーンスムージーのように毎日の習慣にし、長期的に摂取するのであればより安心な水を使う方が良いでしょう。
レシピに使う水の分量はどれくらい?
グリーンスムージーのレシピに使う水の量はレシピによって異なりますので一概には言えませんが、1リットルのグリーンスムージーが作れるレシピでは200〜400ccの分量の水を使うことが多いです。
ただ、これらの分量もあくまでも目安の量ですので、出来上がりのとろみの好みによって変える必要があります。ちなみに管理人は出来上がったグリーンスムージーをコップに移して飲んでいるので飲み終わった時にコップに残る量が少なくなるように水の量を多めに調整しています。
水を入れないレシピもある
グリーンスムージーのレシピの中でもスイカなど水分量の多い材料を使う場合などは材料に水を使わないこともあります。これら水分量の多い材料のレシピに水を入れてしまうと水の量が多すぎてジュースのようになってしまう場合があります。
ただ、水を入れないレシピでグリーンスムージーを作る際、使用するミキサーによってはミキサーの刃に材料が引っかかってしまいミキサーがうまく回らないことがあります。このような場合はほんの少しの水を加えてあげることによって、ミキサーの刃が回る手助けをしてあげることができます。
POINT
- ミキサーに材料を入れる際はなるべく柔らかい材料や水分量の多い材料から入れるようにしましょう。
- 頻繁にミキサーの回転が止まってしまう場合は材料を包丁で細かく切るとミキサーが回りやすくなります。
水の代わりに牛乳や豆乳でも良いのか?
この疑問に関しては様々な意見に分かれていますが、グリーンスムージーのレシピに牛乳や豆乳を入れても何ら問題はありません。むしろ、摂取できるビタミンの中には牛乳などタンパク質と相性の良いものも多く存在しますので栄養の吸収が失われたり効果がなくなったりということはありません。ただし、牛乳や豆乳を入れることによるデメリットも少なからずあります。
1.グリーンスムージー考案者の定義から外れる
まず、グリーンスムージーを開発したロシアのローフード研究家のヴィクトリア・ブーテンコ氏の定義によるとグリーンスムージーはグリーンの葉野菜とフルーツと水を使って作るとされ、牛乳やジュース、調味料などは使わないとしています。グリーンスムージーの名付け親がこのように言っている以上、牛乳や豆乳を使ったレシピはグリーンスムージーの定義から外れグリーンスムージーもどきになってしまうことになります。
2.でんぷん質の多い材料を使うと屁(へ)が出やすくなる
ヴィクトリア・ブーテンコ氏が牛乳や豆乳の使用を推奨していない理由の一つにでんぷん質の多い材料をレシピに加えるとフルーツとの食べ合わせが悪く、屁が出やすくなってしまうことがあげられます。栄養面では牛乳や豆乳と相性の良いグリーンスムージーでも屁が出やすくなるのであれば少々考えものです。
3.牛乳やヨーグルトなどをレシピに加えると苦味が出る
キウイやパイナップル、メロン、パパイヤなどのタンパク質分解酵素の働きが強い材料と牛乳やヨーグルトなどの乳製品を組み合わせて作ったグリーンスムージーは時間が経つにつれ(およそ30分程度)タンパク質分解酵素がタンパク質を分解し、苦味が生じてしまいます。乳製品をレシピに使う際はタンパク質分解酵素の少ないレシピの際に使うと良いでしょう。
タンパク質分解酵素が多く含まれている材料
タンパク質分解酵素は聞き慣れない名前ですが、すりおろした生姜に肉を漬けると柔らかくなることをご存知のように、言われてみると意外と身近なものでもあります。
下記にタンパク質分解酵素が多く含まれている材料の一例をあげておきます。この他にも南国が原産の果物にはタンパク質分解酵素が多く含まれている傾向がありますので注意しましょう。
- キウイ
- パイナップル
- メロン
- マンゴー
- パパイヤ
- イチジク
- 生姜
- セロリ
- パセリ
- アボカド
- ピーマン
- パプリカ
POINT
グリーンスムージーが材料と水で分離する
グリーンスムージーは材料と水をミキサーで粉砕し混ぜ合わせますが、細かくなったとはいえ材料と水であることに変わりありません。細かくなった材料の中にはスイカなど水に混ざりやすい材料と葉野菜など水に混ざりにくい材料があります。これらの材料は時間が経つにつれコップの中で上の層と下の層に分離し始めます。
出来立てを飲む場合は分離する前に飲むことができますが、時間が経って分離してしまった際はスプーンなどでかき混ぜてから飲むようにしましょう。また、作ったグリーンスムージーが頻繁に分離してしまう場合はミキサーを回している時間が短い可能性があります。パッと見は混ざっていてもすぐにミキサーを止めずいつもより長めに回してみると良いでしょう。
上の画像のように葉野菜のツブツブが見えなくなるくらいを目安にすると良いでしょう。
グリーンスムージーに最適な水のまとめ
今回はグリーンスムージーと水の関係に関して簡単にまとめてみました。海外では水道水を口にできない国も多くありますので、そういったことを考えると日本は恵まれた国でもあります。
ただ、美容や健康のためにグリーンスムージーを飲むのであれば無農薬の材料を使うのと同じように水にもこだわってみるのも良いかもしれませんね。
ただ、わざわざミネラルウォーターを買いに行ったりすると手間になり負担を感じてしまうことになります。いくら美容や健康のためとはいえ面倒くさいと感じてしまうと長続きしません。無理せず自分の負担は最小限にしグリーンスムージーと楽しく付き合いましょう。